私は仙台で学び、25歳で起業してから、事業に取り組み、様々なボランティア活動も重ねて参りました。そうした暮らしの中で、私を育んでくれたまち仙台に対する誇りと愛情は、もはや揺るぎのないものとなっています。
私はこうした人生の中で、いつしかこのまち仙台に一つの理想像を心に描いてきました。それは、人々がこのまちに生まれて良かった、このまちで学んで良かった、このまちで働いていて良かったと、皆さんが安心して生涯を過ごしていけるまち、いわば、「100年住み続けたいまち仙台」です。
私はそれを自ら実現し、その市民の一人でありたいと強く思い、この度意思を固めました。この実現のためには、市民が誇りを持てるまちづくりと、住み続けるための安心の施策、競争力の高い力強い経済、未来への成長性などを高め、少子高齢・人口減少社会に果敢に挑戦していくことが不可欠であると考えます。
そして申し上げるまでもなく東日本大震災の復興事業は見通しがついたとはいえ、被災者の方々への寄り添う支援は重要課題です。ここまで震災後の仙台の舵をとった奥山市長へ敬意を表します。
私は、これまでの経済人としての経験を最大限に生かしながら、これらを実現していく気構えと、自信を誰よりも強く持っていると自負しています。
折しも、伊達政宗公生誕450年という歴史の大きな節目にあたる本年は、先の震災からの復興の先を見据えた未来志向のまちづくりを始めるのにまたとない時ではないでしょうか。
今こそ、市民、地域、経済、教育、NPOなど、すべての「仙台人」の力を結集し、新たなる仙台の都市力、経済力を創出し、より力強く、より住みやすい仙台、すなわち「ずっと仙台」に向けてスタートしようではありませんか。